波佐見空き工房バンク物件リノベーション2017.05.08

今回、波佐見空き工房バンク成約物件のリノベーションをお手伝いさせていただきました。元々は焼き物の器を成形する生地工房兼住居として建築された建物でしたが、時代の流れとともに空家になり昨年までは倉庫として使用されておりました。その後波佐見空き工房バンクへ登録され、この度入居者が決定。今回入居された日本美術の野田さんも改修後は大変お喜びのご様子でした。

リノベ詳細はコチラから→「古き良き和の空間」

先ず取り掛かったのは工房内の不要物の撤去。使用されなくなった機械やゴミを綺麗に取り除き作業スペースを確保いたしました。その後工房部分のコンクリート打設工事を終え、次に住居スペースの改修工事へ取り掛かりました。工房内には古くアンティークな建具やサッシがたくさん残されており、「古き良きもの」を活かした“リノベーションならでは”の改修を行うことができました。和室部分の畳は町内のたたみ屋さん「たたみの福田」さんに表替えいただき、和の空間にい草の香りが蘇りました。

工房内にはもともと使用されていた皿板（生地を並べて保管するための細長い板）などがあり、「できるだけ名残を残したい」と、テーブルなどへの活用も考えられているとのことです。

今回入居いただきました日本美術様は佐世保市にある食品サンプル製作会社で、佐世保市の作業場が手狭になったためこの度波佐見空き工房バンクで当物件をお探しになられました。お仕事の内容としては、飲食店の店頭や店内に陳列される料理の模型などのサンプル品の製作を行われています。例えば、ちゃんぽんやカレー、ステーキにパスタなど...様々な食品のサンプル品を製作されています。

＼日本美術さんが製作されている製品はこちら／